(小説)女装人間 (4)

僕は興奮していたと思う。

絶対にばれないという当初の目標を見失っていた。

こんな早い段階で、僕は姉(元兄)のペニクリに手を伸ばした。

パンティの上から触る。

ああ。すごい・・・

僕よりもビンビンだ。熱くて、固い。

僕は頭がおかしくなるかと思った。

もういい。本能のまま、このまま口の中に含んでしまおう。

と、その時

「んんん・・・」 と姉が唸る。

僕はすぐに手を離した。

やばい・・・さすがに気づいたか。

作戦変更である。

ばれてしまっては元も子もない。

そもそも、姉から僕を求めるようにしたいのだ。

なぜか?

それは姉のプライドを徹底的に崩壊してあげたいから。

いつの日か姉は言った。

「媚びる男はつまらない」

僕は聞き返す。

「媚びる男って?」

すると姉は小馬鹿にしたような顔で僕にいうのだ。

「あんたは媚びなきゃ駄目よ。顔も普通以下だし、お金だってそんなないんだから。

わたしが言ってるのはもっとレベルの高い話。お金持ってるか、顔がいいか、セックスがうまいか、

そこから始まる話。全てが普通以下のあんたは勉強しなさい。勉強」

僕はとても悔しい思いをしたが、

姉でマスターベーションしている身分でどんな反論ができるだろうか。

僕は勉強に疲れ夜中、公園でぼーとしていた。

このままじゃ志望校はもちろん滑り止めもだめだろう。

ああ。どうして僕はこんな頭が悪いのだろう。

「お姉ちゃんができるのにお前にできないわけがない」というのが厳格な父の口癖だ。

僕は街頭の周りを無軌道に飛ぶ蛾をみつめながら、

まるでがんばっているわりに全然効果が上がっていない自分の姿をみるようでせつなくなってきた。

「よお。自殺なんてしないよな」

突然の声に驚いて振り返ると、そこにはひとりの浮浪者が立っていた。

「うわっ!」

「そんなにびっくりするなよ。まさか図星じゃないだろうな」

「あなた誰ですか?」

「見て分かるだろう。浮浪者だ。俺が政治家か弁護士にみえるか?」

「みえないですけど」

「あはは。でもただの浮浪者じゃないぞ。実は俺はスーパーマンだ」

「は?」

「知ってるか、スーパーマン?」

「知ってますよ。知ってるから驚いてるんじゃないですか」

「そうか。なるほどな」

なんだ、このつかみ所のない浮浪者は。これは関わらないほうがよさそうだ。

「あの、僕帰ります。勉強あるんで」

「なんだ悩んでるのは勉強か?」

「悪いですか」

「悪くないけど、お前まだ高校生だろう?もっと他に楽しいことあるだろうが」

「悪いですけど、あなたに言われたくないです」

「ひどいこと言うやつだな。せっかくいいものをあげようと思ったのに」

「いいもの?」

「でも、勉強の成績が上がるとかには使えない。俺はてっきり恋の悩みだと思ったからな」

「恋?」

「ああ。ここに恋にテキメンのすごいものがあるんだ。なんかお前をみていたら昔の死ぬほどもてなかった自分を見てるようでな。だからお前をスーパマンにでもさせようか、って思ったけど。やめた」

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って下さいよ」

「なんだ、今更、実は恋してるとかいうじゃないだろうな」

「いえ、そのもうちょっと教えて下さい。興味があるので」

浮浪者はニヤリとして僕に言った。

「俺はこう見えても忙しい男なんだよ。もういい。やるよ」

そう言って、透明の小瓶を手渡した。

「なんですか、これ?」

「それは世界最強の媚薬だ」

「び、媚薬?」

「そうだ。それをどう使うかはお前次第だ。使い方がわからななきゃ、河にでも捨てろ。

自分で飲んで実験してもいい。ま、媚薬の意味が分からなかったら辞書でも引くんだな」

そう言うと、踵を返しあっという間に去っていった。

つづく

(小説)女装人間 (3)

ベッドに横たわって想像する。


今度、姉が酔って帰ってきたら、
お父さんが隠してる秘密の媚薬を水に入れて飲ませちゃおう。
お姉ちゃん(元兄)はいつも泥酔してるんだ。気づくはずない。


姉が帰ってくる・・・

「たらいまあー」

そう言って、いつものように玄関に倒れる。

「お姉ちゃん。こんなところで寝たらカゼひくよ。起きてよ」と僕。

「うーん。いやら」といつものように酔った姉。

「ほら、お水飲んで」

そう言って、媚薬をたっぷり入れた水を姉に渡す僕。

姉はきっといつも通り飲み干すだろう。

「ゴクゴクゴク・・・・・なんかまずいなあ、このみるー」

まあ、さすがにちょっとは気付くだろうけど、まさか媚薬とは思わないだろう。

「いいから早く起きて。本当にカゼ引くよ」

そう言って、まずは姉の腰をいやらしく両手で掴む。

「んん・・・」

ほら。感じてる。姉のメスの部分がもう目覚め始めてる。

つづけて僕は両手で腰をつかみながら、すでに固くなった僕のペニスをジーンズ越しに姉のお尻にスカート越しに押し付ける。

「んん・・・・ああ」

媚薬の威力はすごいな!

もう、感じてるじゃないか。


「お姉ちゃん、早く起きてよ」


僕はとぼけながら、

僕の固くなったものをさらに強く押し付ける。
パンティ越しの姉のペニスはすでに熱くなっている。


「はうっ・・・・」

「どうしたの、お姉ちゃん」

さすがに気づいたか?

でも、もう止まらないよ。

こんなにエロい、姉ちゃんが悪いんだ。


僕はジーンズのファスナーをおろす。
パンツから飛び出そうな僕のペニス。

それをスカート越しに、姉の火照ったペニクリに押し付ける。

たまらない!!

快楽のあまり発狂しそう。

でも、まだまだ、我慢。

このくらいじゃ、姉も抵抗するだろう。

もっと姉にスイッチを入れさせないと。

がまん

がまん・・・


必死に我慢をし会話を続ける。


「お姉ちゃん、起きてよ」

「・・・・ちょっとお姉ちゃん、気分が・・・気分が変」

「だからここで寝ちゃだめだって言ったでしょ。早く起きてベットにいかないと・・・」

うーん。やっぱり我慢できない!!
もうスケートをめくって、パンティの上から直接、姉の熱くなったペニクリに僕のペニスを押し付ける僕。

パンティは僕が好きな黒のレース。
やばい。
まじ、いきそうになった。


がまん、がまん・・・

英単語でも思い出すか。

でも、

押し付ける度に、僕のペニスが姉のパンティ越にペニクリをこする音がする!!
なんて官能的な音だろう。
姉の声もどんどんエロくなってくる。


「はうっ・・・・うっ。うっ。」



姉はかなり感じている。
そりゃそうだ。
お互い一番気持ちいいところをこすり合っているのだから。

つづく

(小説)女装人間 (2)

姉(もと兄)は酒癖が悪いのです。
酒癖は学生時代から悪かったのですが、
社会人のストレスは比較できないものなんでしょうね。

前よりも泥酔して帰ってくるようになりました。
でも、それは僕にとって大歓迎なのです。

だって、酔って帰ってきた姉を介抱するふりをして、
おいしい思いができますからね。
ものすごくガードが低くなるんです。

この間も酔った姉は玄関に入るなり、そのままうつぶせに寝てしまいました。

僕はそっと近づき、介抱するふりをしながら、ゆっくりと姉のスカートをめくりました。
僕の大好きな赤いレースのパンティーをはいていました。
レース越しにヘアーとぺ二クリが見えます。
思わずそのまま顔を埋めたくなりましたが、なんとかその衝動を押さえ、
その代わりといってはなんですが、
さりげなく僕の固くなったものを姉のお尻に押し付けてあげました。

心臓がバクバクいっているのがわかります。
もし姉にこんなことをしているのがばれたら半殺しにされます。
でも、その恐怖感がまたいいのです(変態だ)
まあ、これから受験を迎えるのに度胸は必要ですからね。

そんな自分勝手な論理で介抱するする振りをしながら、やはり居ても立っても居られなくなり、

どさくさにまぎれて、姉のぺ二クリを触っちゃいました。

すごい興奮!

ていうか僕は何をしてるんだろう。完全に変態じゃないか。
なのに僕の息子はビンビンでギンギンなのです。


すると、なんと!


なにを勘違いしたのか、
突然、姉の手が後方に伸びてきて
僕のペニスを触ってくるじゃないですか!


ば、ば、ば、ばれたか!!
どうしよう!!


ところが・・・・

一度僕のペニスをズボンの上から握った瞬間、姉の手はぱたっと床に落ちました。

どうやら寝ぼけていたようです(安堵)

姉はまた眠ってしまいました。

僕の息子は依然、パンツの中でビクビクと脈を打っています。

同時に、妙な嫉妬心が芽生えてきました。

ああ。姉はいつもこうしてるのかな。
あの手の動きをみれば分るよ。くそう!

意気地のない僕は、そのまま姉を介抱してベットに寝かせました(涙)
そして自分の寝床に戻り、
姉を想ってマスターベーションをすることにしました(なさけない)

そうでもしないと勉強どころじゃありませんから。

目を閉じて・・・・
今日はどんな話にしようかな。

そうだ、こんなのはどうだろうか・・・

うーーーん。

やっぱり、もっと触っておけばよかった(涙)


つづく

(小説)女装人間 (1)

●アキラの官能的な姉

僕には困った姉がいます。

弟の僕が言うのもなんですが色っぽすぎるのです。
大学受験生である僕にとってたまったものじゃありません。

しかも、
しかもです、
姉は「兄」なのです。

兄が職を得て、一年ぐらい経った頃だと思います。
家に帰ったら、色気のある女性が脚を組んで座っていました。

「あ。俺だから」

意味がまったく分からず、あたふたしていると。

「俺だよ。お前の兄貴だよ。
いきなりで悪いけど、俺、今日から家では女で生きていくことにしたから。
明日からは、言葉遣いも女性になるし、もう兄じゃなくて、姉と思ってくれ」

びっくりしましたよ。そりゃ。

だって兄は全くそういう傾向といいますか、そぶりもなかったですから。
むしろ男らしい兄で、女性にもモテて、自慢の兄でしたから。
それが、いきなり姉と呼べって。

でも告白しますと、

女装した兄。
めちゃ、タイプだったんです。

姉は僕をかなりの真面目人間と思っていますから、
今では、姉のことを完全に女と見ていること、
ましてマスターベーションの対象にしているなんて
夢にも思っていないと思います。

だって、姉は自分の下着を無防備に部屋に脱ぎ捨てていましたから。
そんなの、僕を男と意識すれば決してしないはずです。
しかもシルクのものや、いやらしいレースのもの・・・あぁ、たまらない。

そんな男が好きそうなエロいランジェリーばかりなんです。
あぁ、本当にこれを舐めてる男が羨ましい!
最初は、「この下着も・・・兄貴のなんだよな・・・」と思ってましたが、
だんだんとそんなのどうでもよくなってきました。

いや、逆に最近では、半分男性ということに嫌悪感を感じるどころか、むしろ興奮してきちゃったんです。

でも困ってます。

真剣に困っています。

だって、

・実の「兄」であるということ(絶対に恋愛に発展しない)

・そもそも現在、受験中で勉強をしなければいけない(こっちのほうが問題)


あぁ どうすればいいのでしょうか(涙)

つづく
Page top